本一冊

すべての積読は一冊の本から始まる

昭和の作品

日本の時代を凝縮している昭和を感じさせる作品かなと

船場のぼんぼんは「ぼんち」を目指す(多分)

やり手のボンボンを「ぼんち」と呼ぶらしいが、可愛らしい響きがしますね。

旺文社文庫の守備範囲は広い!野坂昭如「妄想の軌跡」も

旺文社文庫でも存在した野坂昭如作品!

読み終えるのが面倒で鈍器文庫を読む「行き暮れて雪」

皮肉を通じて妙な距離感を保ちつつ、いろいろな人との人間関係を描いたその人生体験とは?

童話は残酷でもあり「戦争童話集」野坂昭如

童話は残酷でもあり、野坂明如「戦争童話集」、カバーは池田満寿夫でめくってみると自署が!

夏には読めない戦争モノ「出発は遂に訪れず」島尾敏雄

死を覚悟しながらも死ぬことなく戦争を終えた青年の気持ち(という感じでしょうか)

木山捷平(きやましょうへい)

人生に流される感じがいい。岡山県というイメージが強い作家であるが実は杉並区ともゆかりが深かったりする。

「芸バカ列伝」山下勝利

最もドライブ駆っかった戦後日本における芸人の話

「もの思う葦」太宰治

川端康成や志賀直哉に対する太宰治の思いはいかに?

「山の音」川端康成

「敗戦日本人の哀しみ」を描いた作品として

「貴三郎一代」有馬頼義

文学作品としてはやや物足りないけど、映画化となれば盛りだくさん!

「遺書配達人」有馬頼義

旧・筑後国久留米藩主有馬家の第16代当主による反戦小説。

「信長」坂口安吾

「キチガイ」と「バカ」が連呼しすぎだけど著者の理想とする信長かなと

「歩く影たち」開高健

開高健が追い求めた、東南アジアと血生臭、そして官能は何だったのだろう?

「白痴」坂口安吾

安吾作品が人間の本能に訴えてくる

「堕落論」坂口安吾

すでに自分は堕ち気味な人生だけに、安吾氏の意見は当然過ぎて記憶に残っていなかった(かも)

「風琴と魚の町」林芙美子

一押しは「浮雲」だけど、小作品の短編もなかなかパンチ効いていた

「心霊殺人事件」坂口安吾

大きな荷物に秘密があった!無頼派作家による本格推理短編集。

「コミさんの二日酔いノート」田中小実昌

コミさんの二日酔いノート 久しぶりの連投(連日投稿)。 小実昌氏ならば「ポロポロ」かなと思いつつ、予備知識ならぬ予備感覚を得るためにこちらにしてみた。 本のタイトル コミさんの二日酔いノート 著者名 田中小実昌 出版社 旺文社文庫 この写真にちなん…

「阿佐谷界隈怪人ぐらいだあ」永島慎二

阿佐谷界隈怪人ぐらいだあ 杉並区民は阿佐谷の地名にそそられて手にしたけど こちらの1冊で永島慎二氏を知った。もはや故人なのですね。「阿佐谷界隈」というタイトルにひかれて手にした。 本のタイトル 阿佐谷界隈怪人ぐらいだあ 著者名 永島慎二 出版社 旺…

「昭和ながれ唄」滝田ゆう

永井荷風が愛した世界を視覚的にイラストで味わえる

「七時間半」獅子文六

物足りないほどに隙のない獅子文六氏の小説

「金閣寺」三島由紀夫

読んでいて心のこりは重くなったけど「三島由紀夫」の小説だなと

旺文社文庫「昭和べエゴマ奇譚」から薄れゆく昭和の雰囲気

きせずしてガロ執筆陣だった滝田ゆう「寺島町奇譚」と並行して読むことができた幸運

ブコウスキー「パルプ」冴えない人物の愛車にはビートル?

映画「パルプ・フィクション」が有名だけどパルプ小説は蔑ろにできない

証券会社部長は詐欺の手口見破る「復讐するは我にあり」犯人の逃げ足は早い

「事実は小説よりも奇なり」を知らしめてくれるノンフィクション・ノベル

和田誠イラスト「ぼくのおじさん」自分のことのように思える

40年前の旺文社「ぼくのおじさん」は自分にとって特別の思い出。和田誠イラストともに文庫本になって映画になった。

狂い咲く巨大泰山木と枇杷の木は脳病院跡地?「夜と霧の隅で」を読んだ

全く根拠のない話だが、自分はこの巨大泰山木と枇杷の木は脳病院跡地だった”らしい”という思い込みがある。躁鬱の鬱の彼方へ飛んでいきそうな危険性が...

小さな幸せを大切にしたいと思わせる小説「夕べの雲」

2021年まで年2回公開される小説家・庄野潤三氏「山の上の家」に鎮座する備前焼きの甕をとくと眺めてみることは...。

「太陽の子」沖縄料理店で展開されるまだまだ知らない沖縄

この画像には多くの沖縄ネタが詰まっている。国道58号は自分にとっての青梅街道か!まだまだ沖縄の知らないことは多い。

もはや荻窪にも三鷹にも太宰治の残り香はないけど

味わいある墓標だったけどSNSにあげるのは抵抗があった。一般市民に混じる有名人のお墓を訪ねてみると妙な親近感があったのが不思議。そして、井伏から太宰へのアンサーソングみたいな1冊。