本一冊

すべての積読は一冊の本から始まる

明治〜大正の作品

主に日本の明治や大正、時代の雰囲気を感じさせる小説でしょうか。

「美食倶楽部」谷崎潤一郎

大谷崎と小谷崎、こちらは後者の作品集なのだろうか?

「硝子戸の中」夏目漱石

漱石が自宅の書斎の硝子戸の内側で接した世間との出来事

「道草」夏目漱石

「道草」というほのぼのな単語には似つかわしくない守銭奴は誰だ?という話

「草枕」夏目漱石

山を登って旅をして、いろいろ感じた漱石の旅物語ですね。

「吾輩は猫である」夏目漱石

9年間を暮した「漱石山房」の跡地にある記念館の石榴、裏には猫のお墓もある。

「侏儒の言葉・西方の人」芥川龍之介

新潮文庫で読み進めた芥川龍之介作品も大詰め、最後は中国の故事とキリスト教に形を借りて。

「河童・或阿呆の一生」芥川龍之介

追い詰められてた芥川龍之介の心象を反映している作品たち

「戯作三昧・一塊の土」芥川龍之介

芥川龍之介、豊富なラインナップで充実した短編作品を展開

「蜘蛛の糸・杜子春」芥川龍之介

芥川龍之介の時代に対する憂鬱と倦怠がときに現れるような作品集

「半七捕物帳(一)」岡本綺堂

廃刊の旺文社文庫ラインアップで岡本綺堂を読むよ

漱石後期3部作第3作・椿に場面を演出させる漱石の「こころ」

夏目漱石後期3作目「こころ」を読んで前期3作&後期3作を読了。30年越しで高校国語の授業で読んだKが何者であったか解明できた。

漱石後期3部作第2作「行人」土地も人間模様も複雑になって...

再開発が進む東京にお江戸の雰囲気が残っている土地があると妙に安堵。漱石「行人」には高所観光地の代名詞として芝の「愛宕山」が!

漱石後期3部作第1作「彼岸過迄」雨降る日は何かが起こる?

漫画「雨の降る日はそばにいて」は大好きであったが、漱石の「雨の降る日」の話も忘れがたい余韻を残す。

漱石前期3部作第3作・「門」ではお寺の存在が心に染みてくる

夏目漱石前期3部作第3作目「門」は、中年を迎える夫婦(主として夫)の心象を描いているのかなと。過去があっての現在をどう捉える?

漱石前期3部作第2作・「それから」では百合の香りが二人の過去を呼び起こす

百合の香りが二人の過去を呼び起こす夏目漱石の小説「それから」。漱石のワールドを完歩したい。

漱石前期3部作第1作・東大本郷キャンパスの三四郎池

漱石「三四郎」を読み、東大本郷キャンパスの三四郎池へ。アカデミックで元加賀藩前田家庭園である歴史的な雰囲気がいい。

貧乏と薄幸な女性の描写に説得力「にごりえ・たけくらべ」

五千円札の樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」貧乏と薄幸な女性の描写に説得力あり。旧住居跡の井戸はもう明治感はない。

夏目漱石が「夢十夜」でみていた夢は?

長野県善光寺の仁王門にある金剛力士の足を見ながら、運慶は彫ったのではなく掘ったという話は夏目漱石の小説だったのか?