すべての積読は1冊の本から始まる。
「うれしい悲鳴をあげてくれ」いしわたり淳治(ちくま文庫)の林ナツミ女史の浮遊感表紙に触発されて。
着物を介在して人生や人間関係を描く幸田文の「きもの」を読みつつ、現在では自分なりに好きに素敵に着物を着てよいと思う。
クレッソニエールのフランス料理を食べて、「私の食物誌」吉田健一の西洋料理のことを思い出した。
今での日本人は電球色の暗がりに落ち着きを感じるのだろうか?「陰翳礼讃」に書かれた内容の行き着く先は…。
西荻にある雑貨店「FALL」店主による雑貨を通しての人生観が切なくて面白い。夏葉社の本の装丁も美しい。
「東京の地霊(ゲニウス・ロキ)」を読んで感じた。東京の土地に宿る土地の無念?や怨念?を知り、そんなことを思いながら撮影した写真を掲載。
藤沢周平氏「一茶」に描かれるお江戸のフリーランス。晩年は故郷の信州に戻り、パトロンがいた湯田中温泉にも訪れる。静かで味わいある温泉街。
五千円札の樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」貧乏と薄幸な女性の描写に説得力あり。旧住居跡の井戸はもう明治感はない。
新潮社だった東京の編集者「山高登」さんの木版画「本郷菊坂」の風景が時代の空気感を保っててくれた。
ヘミングウェイの「移動祝祭日」の意味と自分が想像したそれに違いが… 青春は祝祭。
深川という地域が持つ歴史の雰囲気が気になるが、関東大震災や東京大空襲のためか、すっかり現在の匂いしか感じない。
長野県善光寺の仁王門にある金剛力士の足を見ながら、運慶は彫ったのではなく掘ったという話は夏目漱石の小説だったのか?
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