何となくジャケ買いではないですが、都筑氏のエッセイも読んでみたかったし表紙買いしてしまった1冊。見た目にもわかる特徴&雰囲気たっぷりな山藤章二氏のイラストも気になるし。
はじめに(画像の説明)

目は映画や軽演劇、耳は落語に講談、舌は食道楽五十三次ーーもちろんミステリーの話題も加えて、江戸趣味とモダーンさが一つになった好エッセイ集
お江戸ネタ好きな自分にとって、もはや敬遠する理由はない。山藤章二(やまふじ しょうじ)氏は昨年2024年にお亡くなりになりましたね、また時代が一つ終わったような(少し大げさだが)。一時期はよく作品を見かけたものでした。
ラインナップ
昭和の作家は、食や映画、そして歴史のことはよく存じていたと。期待していなかったが、東海道五十三次話も好きで、いずれ自分も時間をかけてお江戸から京都まで(自動車でよいから)体感したい。
I
- 江戸の夕涼み
- 春がすみ、江戸の花見
- 私の落語今昔譚
Ⅱ
- ペイパー・ムーヴィゴアーの弁
- 辛味亭事苑
- 私の映画遍歴
Ⅲ
食道楽五十三次
- 名物をたずねて食い意地の旅 日本橋、品川、川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚、藤沢、平塚、大磯、小田原
- 鰻ういろう浮気の宿 大磯、小田原、箱根、三島
- 桜家に平作茶屋に水口屋 三島、沼津、原、吉原、蒲原、由比、興津
- 駿府二丁町横むき女郎 興津、江尻、府中
- 蔦も見ず宇津谷峠 府中、丸子、岡部、藤枝
- 名もゆかし姫街道 島田、金谷、日坂、掛川、袋井、見付、浜松、舞浜、新居、白須賀
- 梯子ひとつの女郎部屋 二川、吉田、御油、赤坂、藤川、岡崎
- 有松しぼりと屋根の神様 岡崎、知立、鳴海、宮
- 「歌行燈」は花之舎の菓子 宮、桑名、四日市、石薬師、生野、亀山
- 関の小万が涙雨 亀山、関、坂ノ下、土山、水口、石部、草津
- 餅くらべ大津絵ぶし 大津、京都
- 雨あがり祇園祭 京都
- 送り火に京のわかれ 京都
この一冊でした
まだ、ありましたが、入手不可?
