本一冊

すべての積読は一冊の本から始まる

隅田川馬石・蜃気楼龍玉兄弟会がきっかけで「真景累ヶ淵」

お題「好きなシリーズもの」

落語で円朝で怪談

2026年4月11日の土曜日に、隅田川馬石・蜃気楼龍玉兄弟会へ行ってきた訳ですよ。なぜならば、雲介一門の落語が好きなので。

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ネタはおろされていましたが、兄弟子の馬石さんは長講「宗悦殺し」、弟弟子の龍玉さん(自分と同学年)「豊志賀の死」を聞いて、「これは読まねば、積んである」と至った訳です。文庫本で470ページ、97章で構成されていたので、毎晩5章づず20日ほどかけて完読しました。

真景累ヶ淵(岩波文庫)

文庫本、袖口の概略をそっくり引用。

「牡丹燈籠」と並ぶ円朝の代表作は、針医兼高利貸の皆川宗悦が酒乱の旗本深見新左衛門に殺されることに始まる、因果因縁が複雑に絡み合う怪談話。宗悦の娘園と豊志賀、深見の息子真五郎と新吉は互いに仇敵ともしらず情痴に狂い......。解説=久保田万太郎

と、思わせぶりな感じで途中で切れている。

率直に申せば、荒唐無稽(言動に根拠がなく、でたらめで現実味がないことを指す四字熟語)なストーリーなものの、妙なところに説得性を感じるのは、作者の円朝が

と大概は皆因縁に押附けて、善いも悪いも因縁として諦めをつけますが、その因縁が有るので幽霊というものが出て来ます。

と、説明しているせいかもしれない。

自分もかつて年齢も若く、人生経験も乏しいころは全くピイんと響きませんでしたが、人生も経験積んでくると、こういう人間の心理的な弱みに付け込まれて、事件が起こってくる感じは、なかなかに恐怖。

近頃の小説のように、ぐいぐい読み進められる読みやすさはないですが、毎晩少しづつ勤勉に読み進めると、読後の充実感はたっぷりっす。

三遊亭圓朝、作品と人物

再読や拾い読みの可能性は高いので、積んでます

www.1book.jp

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この1冊でした

割と雰囲気ぴったり!