本一冊

すべての積読は一冊の本から始まる

念願「修禅寺物語」岡本綺堂からの旺文社文庫

旺文社文庫修禅寺物語

はじめに(画像の説明)

岡本綺堂!とくれば「半七捕物帳」で全6巻入手しており、自分もポツポツと読んでいる訳ですょ。けしてコレクションに傾倒する気はないのですが... 旺文社文庫岡本綺堂シリーズは次のようなラインナップだから、そうなるとやぱり -1 が欲しくなる訳ですが... これがいざ「欲しい!」とにほんの古本屋 を探しても... 出会えるときと、出会えないときもある。

なのに、欲を出さないと、行きつけのワルツ書店で200円(税別)で巡り会ってしまうから、つい古書徘徊をしてしまう。

旺文社文庫 岡本綺堂のラインナップ

なかなか、41-1 に出会えずにおりましたが、ひょっとして、これでコンプリートでしょうか。

  • 修善寺物語 他四編 41-1
  • 影を踏まれた女 41-2
  • 魚妖・置いてけ堀 41-3
  • 半七捕物帖(一) 41-4
  • 半七捕物帖(二) 41-5
  • 半七捕物帖(三) 41-6
  • 半七捕物帖(四) 41-7
  • 半七捕物帖(五) 41-8
  • 半七捕物帖(六) 41-9
  • 中国怪奇小説集 41-10
  • 箕輪の心中 41-11
  • 綺堂むかし語り 41-12
  • 綺堂芝居ばなし 41-13
  • 明治劇談ランプの下にて 41-14

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少しづづ読了にむかって岡本綺堂作品を読み進めるよ。すでに本棚ひとつ分積読あるから、いつになるやら。

作品ラインナップ

次のとおりであるが、先の四作品はシナリオ形式で書かれている。以前、シナリオ形式(とくにシェークスピア作品)を読むのは苦手であったが、近頃は全く苦にならず。

しかし、引用は次の部分から。

解説(戸板康二

修禅寺物語」について

娘の死を悲しむ気持ちよりも、その死顔を自分の芸術の滋養にしようとする非情さが、この主人公の、ほかにあまり類のない性格といえよう。こういう設定もまた新しかったのである。

とあるが、芥川龍之介地獄変」をちょっと思い出した。

頼家の「あたたかき湯の湧くところ、温かき人の情も湧く。恋をうしないし頼家は、ここに新しき恋を得て、心の痛みもようやく癒えた」という長いセリフは、オペラのアリアのように書かれている。「恋」という言葉はむかしからあるが、歌舞伎俳優の口から、このように語られた場合、西欧のラブそのままの感覚があったはずである。

ちょっと、この明治という時代のラブと文化と、修善寺温泉鎌倉幕府、種々雑多なキーワードが自分にとっては興味深い。

鎌倉幕府の悲劇ではないけど、この作品も再読したくなる。

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修禅寺修善寺温泉は、同じ地名を意味するのに、”ぜん”の漢字が異なるらしい。それとは別に、純粋に温泉観光として修善寺温泉に行きたし。

この一冊でした

新しい感じをば。