
読書ですね、静かに過ごせます。
銀座勤務になり当初はほうほう... とさほどテンションも上がらなかったのですが、かつて某ハイブランド勤務だった先輩の「やっぱり、ザギンはいいよねぇ〜」という一言でテンションは即爆上がり。
とは言うものの、むかしのように徘徊する気力体力も乏しく、まずは読みたい気分一杯なので、積読崩しから始めています。
ザギン物は、探すと割合見つかるものですね。
書籍概要
まずは「銀座百点」に掲載された作品からのセレクト集の2冊。時代がそれぞれ異なるだけに、世相も感じられてる一方、やっぱり良いかな(楽しいかな)ザギン。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 「おしゃべりな銀座」(文春文庫) 「銀座ショートショート」(旺文社文庫) |
抜粋引用になりますが、簡単に「銀座百点」とは
1955(昭和30)年に創刊された日本初のタウン誌。
有名人からの寄稿も多いし、自分の社会人になって銀座へ行くようになってから、時々いただいていいる。この小冊子からのアンソロジーであるが、時代色が出ているので読んでいても楽しい。
「おしゃべりな銀座」
ラインナップはこちらのとおり。後述の旺文社に比べて当然著書は若く、新聞や雑誌、SNSで目にするという意味で身近に感じる方が多い。それぞれ、多かれ少なかれいろいろと銀座への思いをお持ちなのが、いい。
初出が2005〜2017年なので、2026年の現在でもすでに過去になりつつ内容はあるものの、まだまだ少し気持ちを伸ばすと自分の記憶も蘇る程度の過去かなと。ああ、懐かしい。
- 小料理屋(朝吹真理子)
- 老舗が気になる(有栖川有栖)
- こどもの銀座(いしいしんじ)
- 遠のいていく記憶の構図(いとうせいこう)
- ご馳走になってばかり(戌井昭人)
- 田舎者、銀座を歩く(乾ルカ)
- ノブイチと僕(井上夢人)
- 別れが言えない銀座(岩松了)
- 最後の夢を産んだ町(植松伸夫)
- 初心で歩く街(内澤旬子)
- 銀座と映画と僕のはなし(大根仁)
- 銀座が私の初舞台(岡田茉莉子)
- 奇妙な思い出(金井美恵子)
- おやかましゅう(金子國義)
- ブルーノ・タウトの小箱(隈研吾)
- 銀座のこと(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
- 水色のドレス(小池昌代)
- 本と銀座とわたし(坂木司)
- 私は銀座をこう逃げる(佐藤雅彦)
- 母の銀座(ジューン・スー)
- 街を走っていた(小路幸也)
- 銀座の五年間(白井晃)
- 昨日銀座を歩いていると(管啓次郎) -思い出の街は銀座(宗左近)
- 墓場から銀座まで(高野秀行)
- 美しい銀座の私(田中慎弥)
- とりとめのない話(田中芳樹)
- 帽子の光沢(千早茜)
- 数寄屋橋ハンターのこと(都筑響一)
- 銀座と私(中川李枝子)
- 唐揚げ考(南條竹則)
- 銀座ヒット(西川美和)
- 銀座のウシツツキ(似鳥鶏)
- 未来のようで懐かしく(東直子)
- 銀座は習うより慣れよ(東山彰良)
- 銀座の銀は銀(藤野可織)
- 銀座は遠いところだった(保坂和志)
- 銀座の思い出(堀威夫)
- 銀座での個展(牧野伊三夫)
- 銀座雑感(松尾スズキ)
- 笑うコルク、微笑む人(道尾秀介)
- 銀座か、あるいは東京か(森絵都)
- 大阪生まれが銀座を行く(森村泰昌)
- ネクタイとフルーツポンチ(湯本香樹実)
- 遠い銀座と<音鮨>のこと(吉田篤弘)
- ステーキとノコギリ女(寄藤文平)
- ドラマのADだったころ(和田竜)
「銀座ショートショート」
こちらはザ・昭和なラインナップ。初出も昭和55年1月〜昭和58年12月なので、西暦だと1980年〜1983年と言う感じかな。なので、日本がバブルむかって登ってゆくという時代です。
前述の筆者の思い出を語るエッセイに対し、こちらは純粋に創作短編なので、筆者の思いはオブラートに包まれている体となり、総括してやはり”憧れの銀座”とか”復讐の銀座”という雰囲気でしょうか。
- 赤い人形(阿刀田高)
- おくりもの(坂上弘)
- ショーウィンドー(岩川隆)
- ナンバーワンの町(古山高麗雄)
- 同級生(三木卓)
- マリの自画像展(黒井千次)
- 赤い財布(原田康子)
- 子供たちの銀ぶら(古井由吉)
- 猛打賞と木挽町(清岡卓行)
- 再会(向田邦子)
- 裾貧乏(早乙女貢)
- 花とお姉さん(阪田寛夫)
- 新橋ふう(野坂昭如)
- 赤い液体の小瓶(長部日出雄)
- 対談(都筑道夫)
- 再会(津村節子)
- 鈴(高井有一)
- めまぐるしい場所(河野典生)
- 運河(虫明亜呂無)
- 豪遊.(立松和平)
- 赤い自転車(畑山博)
- 待つ娘たち(宮原昭夫)
- 同居(高橋睦郎)
- ブラックベリーの冬(片岡義男)
- 挫折(澤野久雄)
- 叫び(清水邦夫)
- ある日、銀座で(中野孝次)
- 天蓋(中井英夫)
- 雨の銀座(泡坂妻夫)
- 銀座の奈落(村松友視)
- ギンザ婆さん(吉田知子)
- 銀座の萍(うきくさ)(神吉拓郎)
- 銀ぶら(別役実)
- 女房の由来(小泉喜美子)
- 伯父(岡松和夫)
- うすのろ(半村良)
- 求婚ごっこ(石川喬司)
- 朝の銀ぶら(尾辻克彦)
- 秘話 ある愛の詩(横田順彌)
- 故郷は遠くにりて(日野啓三)
- 画廊にて(森禮子)
- 「通」(赤川次郎)
- スパイ(三浦朱門)
- 夢の銀座(かんべむさし)
- 銀ブラ(戸板康二)
- 二重失格(池田満寿夫)
銀座まで(後藤明生)
解説 奥野健男
- 私と”銀座ショートショート” 米田敏範
単著ではなく50人近い人々の作品なので、多面的に銀座が味わえて、疲れた頭にも心地よく受け入れることができましたね。
いずれにせよ、現在進行形のザギンも読みたい。きっと、絶対インバウンド絡みの話はあるに違いない。

