“移動”祝祭日とは日常がいっとき祭りになること?
GWの初日、杉並の高円寺は街が劇場!というコンセプトで「びっくり大道芸」が開催されるが、こういうのが「移動祝祭日」かと自分は思っていた。
Nikon D7200 with SIGMA 18-300mm
写真はウォーキング・アクトという、竹馬らしき乗り物で街を回遊する。
地元で手軽に楽しめる休日はお気楽娯楽。
この写真にちなんで、こちらを紹介したい。
「移動祝祭日」ヘミングウェイ
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ヘミングウェイは好きで読んでいる
自分の熱い思いはいづれ追い追い語りますが、ヘミングウェイを好きで若い頃から結構いろいろ読んでいる。
あえて一言で言ってみれば… やはりその生き様なのかな。ノーベル賞受賞とか自殺、そのような光や影には自分興味なく、1930年ごろにヨーロッパでの活躍に興味ある。この「移動祝祭日」は自殺する直前に書かれた回顧録で、若かりしき時のパリでの生活を振り返った作品である。
しかし、タイトルは「ヘミングウェイ自身が決めたものではない」と解説にある。死後、出版に際してヘミングウェイを良く知る人が、生前ヘミングウェイが
もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてくる。パリは a moveable feast (移動祝祭日) だからだ。
と語っていた言葉を提案したらしい。この一文だけ読むと、さも素晴らしい経験だったのだな!と思われるが、実際には複雑で苦い否定的な体験もあったようだ。
本来、移動祝祭日とはハッピーマンデーのように、年によって祝日が移動する祝日を意味するようだが、私やヘミングウェイのような解釈の方がロマンがあってよくないか?
とにかく、マグナムのロバート・キャパとも接点があったり、かなり女性を泣かせているのではないだろうか? 私はそういう生き様に惹かれているのかもしれない。
この1冊でした
- 作者:アーネスト ヘミングウェイ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/01/28
- メディア: 文庫