本1冊写真1枚

one book with a photo

クリスマスより楽しみドキドキ交換会で我が家へ来た文庫本

お題「思い出の一枚」

自由の女神もお題目になっている

今はもう入ることができない自由の女神のてっぺん。

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97年撮影「自由の女神」のてっぺん内部
SONY Mavica MVC-FD5型

こじつけだけど、まあ何故に自由の女神だったかは後ほど。

そして、ドキドキ交換会で我が家へ来たのは、開けてびっくり「ナンシー関!」。

こちらを紹介したい。
ナンシー関の記憶スケッチアカデミー
(角川文庫)

ところで、「ドキドキ交換会」とは?

bunkonokai.hatenadiary.jp

白々しいことは口にできない人だなと思っていた

初めてテレビか何か?でナンシーさんに出会った時、この人は白々しいことは言えない人だという直感を抱いた。

早逝したニュースを聞いたときも、やっぱり自分に妥協せず(無自覚のうちに肉体的に)追い詰めていたのかな?と気の毒にすら思った。

消しゴム作家&テレビ評論家(みたいな)一面が漠然と記憶にあっただけに、改めてナンシーさんの作品がやって来ると懐かしくも(驚き)嬉しかった。

こちらは「通販生活」の読者参加型の企画で、ナンシー女史が出すお題について、記憶を頼りに絵を描いて投稿し、それに彼女がコメントを添えるというもの。狙いは作品の完成度というより、記憶(というより思い込み)を頼りに描いた絵が...

  • 的は外してないけど、なぜそういう絵に?
  • このお題から、なぜそういう絵に?
  • 何かが違うけど、描いた人が伝えたい思いはわかる

みたいに分類して評価する。参加者は老若男女(下は4歳、上は90オーバーまで)くまなくいる。 ちなみに、この文庫に収まったお題と構成だが、まず(「自由の女神」も含まれたいた!)

1. 記憶スケッチ展覧会

II. 考察〜記憶のあやふやとスケッチのうやむや〜

III. 記憶スケッチ学会座談会

座談会の参加者は、ナンシー関押切伸一いとうせいこうというナンシー女史と同年代の面々。

最後の「あとがき」「解説(押切伸一)」は、脳みそが凝り固まったとき、お酒飲み飲みつまみ喰いのお伴として楽しませてもらっている。個人的には、展覧会出展作を一つ一つじっくり見るより、ナンシー女史の考察と併せて読むのが楽しい。

「画年齢」問題として

絵の上手い下手とは別に、大人なのに大人げない絵を描く人もいるし子供らしからぬ絵を描く子供もいるわけだ。

と問題提起しつつ、

鉄腕アトムに乳首をつけてしまったがために図らずも擬人化してしまったというものである。たった乳首2個でロボット感は消え、鉄腕でも科学の子でも無くなってしまった。

この記憶スケッチの醍醐味を指摘していた。そして最後に

(略)何も無いことが「虚無」であるが、虚無で満たされているから「虚無」であるとも言える。
と言ってみたものの、このテの作品が「記憶スケッチ」の醍醐味。何も恐れることはない。これからもふるって御参加いただきたい。責任は私がとる。

と、姉御肌。決して白々しいことは口にしない。

他にも

  • 何様のつもり
  • 何をいまさら
  • 何の因果で
  • 何もそこまで
  • 何がなんだか
  • 何がどうして
  • 何だかんだと
  • 何はさておき
  • 何をかいわんや
  • 何を根拠に

白々しくないタイトルの著書が続くので、自分の心が荒んだときに治療を兼ねて読んでみたい。

この1冊でした

ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)

ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)

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