本一冊

すべての積読は一冊の本から始まる

エッセイや雑文集とか評論

雑文は失礼ですが、こもごもを読む

「ねにもつタイプ」翻訳家かエッセイストか!?

翻訳する作品や故・坪内祐三氏との関連が解読できるエッセイですね

岩波新書「小説の読み書き」で知る佐藤正午氏の感性

佐藤正午氏と岩波書店でその感性を探る

ハズれない作家W.S.モームの「読書案内」

結構サマセット・モーム作品読了しているが、そのようなモームの案内で小説の面白さを再確認します。

「本の魔法」司修

本の装丁、ハードカバー、白水社、どれも見過ごせない内容だった

武田泰淳の作品いくつか

武田泰淳作品を装丁する司修氏とは?

「真昼の星空」米原万里

ロシアの「昼の星」は日本の「昼行灯」とは違うのよ

「真夜中の太陽」米原万里

すでに反語っぽいタイトルが魅力的で内容が気になる。

「姉・米原万里」井上ユリ

ロシアをもっと知りたいと思い米原万里女史作品を読みながら~

「ハーフ・プライバシー」池田満寿夫

多才な人の多彩ぶりが満喫できる

「文豪のきもの」近藤富枝

それだけで物語になる着物はすごいのよ!

「やぶれかぶれ青春記」小松左京

理不尽な青春時代がバネになって、壮大な小松ワールドが展開されたのか?

「追想 芥川龍之介」芥川文

文豪・芥川龍之介夫人による知られざる私生活の様子

「二十世紀を読む」丸谷才一・山崎正和

改めて過ぎ去りし20世紀を感じてみた

「わたしの大阪」小松左京

「日本沈没」読む前に小松左京氏の予習をば

「セビリアの驢馬」萩原葉子

詩人・萩原朔太郎氏長女によるエッセイ、森茉莉女史とも親しかった?

「記憶の繪」「朽葉色のシヨオル」森鴎外の娘姉妹

森茉莉姉さんのパッパ自慢以外の話、妹のパッパ分析とか、有名人にまつわる色々

田中小実昌ベスト・エッセイ

読みたい作品はいろいろあるのに、いきなりベスト集を読んでしまう。

「帰りたい風景」洲之内徹

気まぐれという言葉に違わず、ぐにゅぐにゅぐにゅと読まされてしまう美術随想

「クラクラ日記」坂口三千代

DVがあってもセクハラがあっても薬物中毒で正気を失っても愛し続けた妻の日記

「鮨 そのほか」阿川弘之

大往生を遂げた大日本帝国海軍提督3部作の作家による92歳の1冊

大正昭和の孤高な作家を語る池内紀のエッセイ集

好きなドイツ文学者による大正〜昭和の作家を語ったエッセイ集には発見・再発見が多い

ピアニストが語る髪フェチ作曲家ドビュッシーのお話

黒髪の自分は金髪に理由のないときめきを覚えるけど、それをピアノ曲に託した作曲家のこと

普通に特別を見出す武田泰淳夫人「遊覧日記」秀逸なセンス満載

普通の生活に踏もれた特別を昭和の雰囲気を添えて描いている

生え抜き江戸っ子は文学藝術で活躍という大谷崎「青春物語」

自分にとってノーベル賞をとって欲しかったと思う作家・谷崎潤一郎の自身による青春時代のお話。

明治女子が着物で人間模様を語る「もめん随筆」エッセイ

近所に着物を売っている店があり、前を通るたび「誰が買うのかな?」と思っている。幸田文女史もそうだったけれど、明治生まれの女子は、着物を通じて人間模様を語るのが上手だなと。

日本のエリート知能指数の高さを綴る湯川秀樹自伝「旅人」

日本人初ノーベル賞受賞(物理だけど)学者が控えめに語る戦前エリート一族の暮らしが興味深い。

石井桃子女史のエッセイ「南口の亡霊。」の踏切はこれだと思う

かつて近所に住んでいた石井桃子女史のエッセイ。本書で触れている踏切とは、この写真の踏切跡ではないかと。常々ここの場所が理由もなく気になっていた自分、解決できて少しハッピー。

自分、未だ井伏世界観の腹落ちできてなくて

林芙美子女史の感性に、井伏鱒二氏のセンスが被さってできた「サヨナラダケガ人生ダ」の世界を身近な編集者が語ってくれた。

「『坊ちゃん』の時代」で漱石も訪れた加賀百万石屋敷跡の池のふち

東京大学本郷キャンパスはかつての加賀百万石のお屋敷跡、三四郎池は殿様のお庭であった。小説三四郎の舞台にもなったせいか、つい夏目漱石の小説が読みたくなる。

棟方志功はあの富山の単線・城端線沿線に住んでいた

棟方志功「板極道」を読んで、富山での生活が制作活動にインスピレーションを知る。そこは今春訪れた友人宅の近所であった。