本1冊写真1枚

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自分、未だ井伏世界観の腹落ちできてなくて

林芙美子女史の感性に、井伏鱒二氏のセンスが被さってできた「サヨナラダケガ人生ダ」の世界を身近な編集者が語ってくれた。

エルロイLA4部作は最終章「ホワイト・ジャズ」にて総括される?

勢いで読み進めてきたエルロイのLA4部作もようやく最後。寂しい気持ちもあるが、結構どっぷりはまったから、満足している。

エルロイはディテールのあしらいも絶妙「LAコンフィデンシャル」

LA4部作のうちで最も話題になった1作、映画化から20年でリバイバルして欲しい。もっとノワール・アメリカン読みたい。

「探偵はBARにいる」はススキノと大泉洋と札幌の街がハイブリッド

札幌オリンピックの会場ともなった大倉山ジャンプ台からは街の中心が見渡せた。そんな札幌が似合うどこか微笑ましいハードボイルド

江戸と現在東京の接点を探しながら読む時代小説の楽しみ

文庫の会の交換会のお題「心がぽかぽかする本」とセレクトされたやってきた1冊。この小説が描く「ぽかぽか」は一筋縄ではいかなかった。

越後湯沢のこの雪を見ると「雪国」を何度でも読みたくなる

学生時代からスキーで越後湯沢を何度も訪れているが、このドカ雪に惹かれ「雪国」読みたくなる。雪災害で苦しんでいる方には申し訳ないが。

「『坊ちゃん』の時代」で漱石も訪れた加賀百万石屋敷跡の池のふち

東京大学本郷キャンパスはかつての加賀百万石のお屋敷跡、三四郎池は殿様のお庭であった。小説三四郎の舞台にもなったせいか、つい夏目漱石の小説が読みたくなる。

岡本太郎ママによる「金魚繚乱」は金魚で男の人生も繚乱

岡本太郎ママ、岡本かの子による金魚で人生繚乱される男の小説。女史の小説は、そのわかりやすい題材で、主人公たちの人生を描く独特なセンスを感じる。

初っ端からミスリードで表紙「北壁の死闘」からは全く予期せぬロマンスな結末

平昌オリンピックで活躍するドイツ勢を見て、雪山を思い出し、続けて思い出したミステリー。ミステリー以上に結末のロマンスが自分には衝撃的だった。

本郷菊富士ホテルは時代の徒花(あだばな)だったのかな?

思うことがあって、文京区本郷を調べ&徘徊している。人を惹きつけた菊富士ホテルの跡地にも足を運んでみた。

練馬区石神井公園近くに住んでいた火宅の作家は檀ふみ氏のパパ

檀一雄「火宅の人」に感じる、やるせなさや諦念が好き。そこに繋がりそうな初期の短編「花筐」と、2017年に公開された映画の映像美を期待している。

「源氏物語」ですら晩年は誰もが諸行無常の響きで彩られ

田辺聖子訳「新源氏物語」いよいよ下巻だが、諸行無常の響きたっぷりで、気持ちはやっぱり沈んでしまう。人生の晩年とはそういうものなんだろうな。

源氏物語・秋の描写「紅葉は濃く淡くこきまぜ」俄然面白くなってきた

田辺聖子女史の「新源氏物語」も中巻では、光景などの描写はより具体的に、人間漢検はより緻密になって俄然面白くなってきた。

アンドロイドは遠い未来の話でない気がして

映画「ブレードランナー」の原作で、1996年に復刊されたロック調の表紙が気になりジャケ読みです。アンドロイドはもう身近にいそう。

エルロイLA4部作の第2作でタイトルが意味するものは?

タイトル「ビッグ・ノーウェア」の由来が不明であったが、最後の最後で結末と同時に提示されたストーリーが余韻を残す。どんな悪にも音楽へ救いを求めた傑作だなと。

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