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one book with a photo

深川は現在の匂いしかしないが「あやかしの深川」だったらしい

ここも深川?かつては貯木場だった木場

そっけない、だけど意味ある「木場」という地名の響きが好きだ。

f:id:yfroot425:20170427235037j:plain Nikon S2 with JUPITER-8 50mm f2

今では「新木場」もあり、かつての木場は埋め立てられて木場公園となっている。木場は深川地域に含まれるのか? それともお隣なのかな。

この写真にちなんで、こちらを紹介したい。
あやかしの深川: 受け継がれる怪異な土地の物語東雅夫(編)

怪しい深川の物語いろいろ

江東区猿江という場所にある猿江商會という小さい出版社の本だけど面白い。サブタイトルとして「受け継がれる怪異な土地の物語」とあるとおり、(出版社の地元)深川にちなんだ話が集められている。

浮世絵風木版画の他、深川にまつわる怖い話とかいろいろだが、泉鏡花の「深川残景」がなんともなく、それでいて当時の雰囲気を感じさせて興味深い。

信濃国蒲原郡産の床屋職人で、気取ったのが、鮨は屋台に限る、と穴子をつまんで、「む、この鰌(どぜう)はうめえや。」

いつの時代も知ったかぶりはいけない。そんな知ったかぶりがいくつか列挙されているが、これが一番わかりやすく笑えた。信濃国は今の長野県、海に面してない地域だから、なおさら鮨ネタに疎いとこも知ったかぶりに拍車をかけているのではと。

日本橋からも遠くなく、富岡八幡宮とか味わい深い歴史のありそうな地域だけど… 震災(関東大震災の方)や東京大空襲で木っ端微塵に焼き払われたせいか、どうにもこうにも古い名残を感じさせる場所があまりない気がする。

江東区だけでなく東東京は馴染みなかったけど、勤務地が江東区だったこともあり、この区だけはすごく親近感がある。

この1冊でした

あやかしの深川: 受け継がれる怪異な土地の物語

あやかしの深川: 受け継がれる怪異な土地の物語

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