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斜陽館で没落する金持ちを感じて太宰がわかってきた

青森県にある太宰治の生家「斜陽館」を見て、没落してゆくお金持ちの悲哀から太宰治の作品がようやく腹落ちできそうな気がしてきた。

もはや荻窪にも三鷹にも太宰治の残り香はないけど

味わいある墓標だったけどSNSにあげるのは抵抗があった。一般市民に混じる有名人のお墓を訪ねてみると妙な親近感があったのが不思議。そして、井伏から太宰へのアンサーソングみたいな1冊。

井伏鱒二が綴った「平家の落人」敗者の美学の軍記もの

自分は諸行無常の平家滅びの美学を気に入っているが、東は栃木県の塩原とか湯西川まで落ちてきたらしい。井伏鱒二創作の平家落人の小説を紹介。

お江戸漫画タイトルは「散れば咲き散れば咲きして百日紅」から

強烈な杉浦日向子女史によるお江戸の世界。その線画だけでなく、ストーリーも読ませるから素晴らしい。歌舞伎役者が演じるなら、お栄はやっぱり... 誰がいいかな。

浅草とは永井荷風や葛飾柴又かと思っていたけど春には流鏑馬が

浅草とは葛飾柴又のことかと思っていたけど、永井荷風は浅草も葛飾も親近感を寄せていたのではないか?今更ながらだけど、少しづつ足を運んでみたい。

石井桃子女史のエッセイ「南口の亡霊。」の踏切はこれだと思う

かつて近所に住んでいた石井桃子女史のエッセイ。本書で触れている踏切とは、この写真の踏切跡ではないかと。常々ここの場所が理由もなく気になっていた自分、解決できて少しハッピー。

晩夏を期待しつつ読んでみた米国南部の物語「八月の光」

フォークナー「八月の光」晩夏を期待しつつ読んでみた米国南部の物語、抽象的なタイトルだったけど、内容との関連性は自分好みのタイプかなと。

三遊亭圓朝の古典落語の世界を知りたくて「円朝」小島政二郎から

歌舞伎や浮世絵でも目にする機会が多い『真景累ヶ淵』『怪談乳房榎』など、古典落語を知りたい!ということで、まずは三遊亭圓朝から始めてみた。

ノーベル賞作家フォークナー:南部アメリカの作品を読んでみたいと思っていた

街中にある国旗風景を撮り貯めているけど、星条旗は意外に少ない。また久々にアメリカ作品にひたりたい、ということでノーベル賞作家のフォークナーに挑戦。

加賀藩に存在した河師の息子&娘物語・室生犀星「あにいもうと」

室生犀星の小説には川師(河師)という職業があり、故郷・加賀藩ならではの仕事なのかな。「あにいもうと」はその川師の息子&娘で結構ザラザラと塩っぽい小説。

漱石後期3部作第2作「行人」土地も人間模様も複雑になって...

再開発が進む東京にお江戸の雰囲気が残っている土地があると妙に安堵。漱石「行人」には高所観光地の代名詞として芝の「愛宕山」が!

杉浦日向子&ソ連オススメ・外で並んでも食べたい蕎麦屋

秩父の名店、胡桃蕎麦。建物も昭和初期の重要な建築物。そんなこんなで蕎麦を求める楽しみは多い(かも)。

アーウィン・ショー「夏の日の声」アメリカ人の夏は野球なんだな

アメリカ人が夏と少年時代を振り返ると野球が出てくるが、それだけでは終わらない夏を重層的な思い出で語る小説だった。

「夏服を着た女たち」というタイトルは写真を撮りたい気分にさせられる

何度も読み返してしまう短編小説、それはニューヨークが舞台であったり、訳者にひかれていたり、切れ味鋭い短編だったり。理由はいろいろ。

「そばと私」年齢とって日本酒飲んで自分も蕎麦にはまって

蕎麦が好きでもそうでなくても誰でも語れる食が蕎麦なのか。年齢を重ね振り返る人生が出てくると蕎麦を美味しく思うようになるかも?

芥川龍之介に見いだされ、つげ義春が漫画に描いた作品「無能の人」

「芥川龍之介に見いだされ、山頭火に慕われ、つげ義春が漫画に描いた」と言われる伊那の井月を含む短編小説のような作品集

「つげ義春」面白味ない温泉地写真&エッセイがいい

つげ氏が言う「地味で面白味のない湯治場」でも、ゆっくり滞在を堪能できるのであれば、自分は魅力的だと思う。願わくば、古くてもいいから手入れは行き届いて欲しいけど。

「田端文士村」を読んで初めて芥川龍之介が住んでいた田端駅で降りてみた

芥川龍之介が住んでいた田端を訪れてみたが、与美夕照も期待外れたような面白かったような。むかしの名残になかなか出会えない土地だった。

金沢ゆかりの建築家が昭和初期ドイツ&北欧を語るエッセイ「雪あかり日記」

2000年に購入したデジカメで撮影した2001年のスウェーデン・ストックホルム。よく写る(と思って)とっても気に入っていたカメラで写した北欧。建築家も魅了されていた。

金沢三文豪・室生犀星の「杏つ子」から始めてみる金沢文学

長年きっかけをつかめなかった金沢三文豪の一人「室生犀星」の世界をようやく読了することができた。女性への思いが強い作家の背負っていたものは...

漱石後期3部作第1作「彼岸過迄」雨降る日は何かが起こる?

漫画「雨の降る日はそばにいて」は大好きであったが、漱石の「雨の降る日」の話も忘れがたい余韻を残す。

自分、未だ井伏世界観の腹落ちできてなくて

林芙美子女史の感性に、井伏鱒二氏のセンスが被さってできた「サヨナラダケガ人生ダ」の世界を身近な編集者が語ってくれた。

エルロイLA4部作は最終章「ホワイト・ジャズ」にて総括される?

勢いで読み進めてきたエルロイのLA4部作もようやく最後。寂しい気持ちもあるが、結構どっぷりはまったから、満足している。

エルロイはディテールのあしらいも絶妙「LAコンフィデンシャル」

LA4部作のうちで最も話題になった1作、映画化から20年でリバイバルして欲しい。もっとノワール・アメリカン読みたい。

「探偵はBARにいる」はススキノと大泉洋と札幌の街がハイブリッド

札幌オリンピックの会場ともなった大倉山ジャンプ台からは街の中心が見渡せた。そんな札幌が似合うどこか微笑ましいハードボイルド

江戸と現在東京の接点を探しながら読む時代小説の楽しみ

文庫の会の交換会のお題「心がぽかぽかする本」とセレクトされたやってきた1冊。この小説が描く「ぽかぽか」は一筋縄ではいかなかった。

越後湯沢のこの雪を見ると「雪国」を何度でも読みたくなる

学生時代からスキーで越後湯沢を何度も訪れているが、このドカ雪に惹かれ「雪国」読みたくなる。雪災害で苦しんでいる方には申し訳ないが。

「『坊ちゃん』の時代」で漱石も訪れた加賀百万石屋敷跡の池のふち

東京大学本郷キャンパスはかつての加賀百万石のお屋敷跡、三四郎池は殿様のお庭であった。小説三四郎の舞台にもなったせいか、つい夏目漱石の小説が読みたくなる。

岡本太郎ママによる「金魚繚乱」は金魚で男の人生も繚乱

岡本太郎ママ、岡本かの子による金魚で人生繚乱される男の小説。女史の小説は、そのわかりやすい題材で、主人公たちの人生を描く独特なセンスを感じる。

初っ端からミスリードで表紙「北壁の死闘」からは全く予期せぬロマンスな結末

平昌オリンピックで活躍するドイツ勢を見て、雪山を思い出し、続けて思い出したミステリー。ミステリー以上に結末のロマンスが自分には衝撃的だった。

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